セクハラプロデューサーは治療でヨーロッパに? 業界越えた大スキャンダル – Newsweekjapan

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<ハリウッドのセクハラ事件は米政界にも飛び火。収束の目途が立たない大スキャンダルはどこに向かうのか>

ハリウッドを震撼させている大物映画プロデューサーのハービー・ワインスタイン(65)による30年にわたるセクハラ行為。先週ニューヨークタイムズ紙やニューヨーカーが報じてから、同様の被害に遭ったとして女優やモデルが続々と名乗りを上げている。さらに政治的な癒着まで指摘されており、エンタメ界を超えて混乱を巻き起こしている。

勇気ある告発者

火付け役となったのは、ニューヨークタイムズやニューヨーカーが報じた記事で証言、潜入捜査にも協力した勇気ある女性たちだ。

ルチア・エバンス(歌手)
初めてワインスタインに出会ったのは2004年のニューヨーク。女優という夢を抱いていたエバンスは、仕事のミーティングと称して当時ワインスタインが経営していた「ミラマックス」のトライべッカにあるオフィスに招かれた。オフィスに着き案内された先にはワインスタインが一人で待っていたという。そんな密室でワインスタインはおもむろにペニスを出し、エバンスにオーラルセックスを強要したという。ニューヨーカーの取材に応じたエバンスは「絶対に嫌、止めて」と何度も強く拒否したと語っている。

アーシア・アルジェント(女優)
イタリア出身の女優アルジェントは1998年にミラマックスの手がけたサスペンスドラマ「B.Monkey」に主演したことで知られる。ワインスタインの被害に遭ったのはこの2年前に遡る。ニューヨーカーによると、当時21歳のアルジェントはカンヌ国際映画祭の会場近くにあるセレブ御用達のホテル「オテル デュ キャップ エデン ロック」のパーティーに招かれたという。しかし、会場で彼女を待っていたのは楽しいパーティーではなく、ワインスタインだった。通された部屋にはなぜか、裸にバスローブ1枚だけ着たワインスタインが一人。マッサージとオーラルセックスをするよう迫られたという。

アンブラ・バッチラナ(モデル)
2015年にミス・イタリアのタイトル争いに参戦していたモデルのバッチラナ。その渦中にニューヨークで上演中のショー「スプリングスペクタキュラー」のレセプションでワインスタインに出会った。その翌日、ワインスタインのオフィスで無理やり体を触られた。バッチラナは警察にこの件を通報。ハリウッドの大御所に対する性的暴行報告書を提出した。その後バッチラナは、警察の調査にも協力。バッチラナが持ち帰った、ワインスタインとの会話を記録したレコーダーには、自分がシャワーを浴びている姿を見るよう強要するワインスタインの様子が収められていた。

【参考記事】ハリウッドの人種差別は本当だった





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