解散総選挙へのカウントダウンが始まった~トランプ大統領訪日前か、訪日後か – Yahoo!ニュース 個人

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 衆議院解散がいよいよカウントダウンに入ってきた。私は、9月15日に「一気に浮上した衆院9月解散、10月総選挙~「山尾ショック」が流れを変えた」という記事を書いている。インド訪問から帰国した安倍首相は「年内に衆院を解散する検討に入ったと与党幹部に伝えた」ことを各メディアが報道している。安倍首相はこれまで、何度か解散総選挙のタイミングがあったが、結局、後回しにしてきた。しかし、今年に入ってからは閣僚や自民議員の不祥事、失言が頻発し、自らも森友学園・加計学園問題で防御一報の対応をせざるを得ない状態が続いた。高止まりであった内閣支持率も一気に落ち込み、安倍首相は解散のタイミングを失ったかにみえた。8月末までは、豊田議員の「このハゲー」暴言や今井議員の不倫騒動で、自民はさらなる窮地に追いやられていたのだ。私は7月には安倍首相が解散時期を間違えたという記事を書いている。「衆議院解散時を間違えた安倍首相~不安定な政権運営に

 しかし、一寸先は闇、が政界だ。ここに来て、一気に情勢が変わった。週刊文春は民進党の新幹事長に就任予定であった山尾議員の不倫疑惑を報道した。これで流れは全く変わったと言える。政治家の不倫疑惑をここまで大きくするのがいいのかどうか、は議論の余地がある。とはいえ、政治の流れを一気に変えるほどの文春砲の威力には驚かされる。

 前原民進党が嵐の中の船出となり、安倍政権の支持率がやや戻ってきた。何よりも、安倍首相はモリ・カケ問題などで防戦一方であったが、心理的に攻めの状態に戻りつつある。年内解散は、安倍首相が自らの判断で解散できる最後のチャンスといっていいだろう。想定外のチャンスが訪れてきた。問題は、トランプ大統領の訪日前か、後か、に絞られるだろう。

 トランプ大統領は11月初旬に訪日するということで準備が進められていると報道されている。これを考えると、2つのオプションがある。

A)9月28日臨時国会冒頭解散⇒「10月10日公示―同22日投開票」又は「10月17日公示―同29日投開票」

B)11月末解散⇒12月総選挙

 トランプ大統領との会談で、「外交の安倍内閣」を印象づけての解散も0%ではないが、不安定な状況の中ではリスクが大きい。文春砲が安倍内閣の要人に向かってくる可能性もある。9月解散、10月総選挙であれば、ほぼ1ヶ月で選挙は済む。選挙前の議論をする時間がほとんどないのは問題だが、朝鮮半島問題など不安定な中での選挙による政治空白を最小限にすることもできる。安倍・トランプ首脳会談の後の方が、北朝鮮が反発して国際問題化する可能性が高い。

 何よりも小池新党の準備だ。9月末解散、10月総選挙であれば、まだ立ち上がってもいない小池新党は完全な準備不足になる。泥縄式での候補者擁立にも限度がある。年末解散になれば、小池新党は相当な候補者を擁立し、安倍自民にも大きな脅威になるかもしれない。今なら小池新党は民進党の議席数を奪うくらいのものがやっとだ。自民党は勝利する可能性が高い。

 臨時国会冒頭で解散しなければ、臨時国会は、年末の解散総選挙をイメージして、野党は捨て身の安倍内閣攻撃に徹するだろう。国会は空転する可能性が高く、建設的な国会にはならないだろう。安倍政権にとってマイナスでしかないだろう。

 総合的に判断すれば、よほどの国際情勢の変化や閣僚の失言、失態がなければ、9月28日解散、10月総選挙となるのではないか。安倍内閣にとっては選挙期間をできるだけ短くして、想定外事態が起きる可能性を抑えることと小池新党の準備期間を短くさせることにしたいだろう。補選が予定されている「10月10日公示―同22日投開票」が最もありうる。ただあまりに時間がないので、1週間延びる可能性もある。

 いずれにしても、永田町は一気に慌ただしくなった。

 選挙結果を左右するのは小池新党がどれくらいの候補者を擁立できるかだ。若狭議員の言動などから、解散総選挙は早くて年末と予想していたように思われる。これが早まると、一気に新党を立ち上げて、各選挙区で候補者を擁立し、選挙態勢を組まなければならない。資金的な問題も出てくる。とはいえ、あまりに選挙までの期間が短いので、完全に腹をくくって、選挙戦略はイメージによる空中戦のみとする可能性もある。これでほとんどの選挙区に候補者を擁立したら、それなりに当選するだろう。比例でも票をかなり獲得できるだろうから、50~100議席は十分にありうる。ここで勝負をしなければ、国政選挙は2年後の参議院選挙までない。そうなれば小池新党の勢いが続いているかも分からない。希望の塾や「輝照塾」の塾生で200人程度の候補者擁立も不可能ではない。こうなると民進党は惨敗の可能性が高い。

 政治の本質から離れた感はあるが、豊田議員のパワハラ、今井議員や山尾議員の不倫疑惑などから、自民も民進もイメージはよくない。自民もダメ、民進もダメ、ということで、全くわからない小池新党にとりあえず、希望を託すという有権者も多いかも知れない。





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