小池新党は次期衆議院選でどのくらい議席を獲得できるのか?~政界大 … – Yahoo!ニュース 個人

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 小池百合子都知事が率いていた都民ファーストの会は、先の都議会選挙で大勝した。それまで都議会の中核を担ってきた自民党は歴史的な惨敗となった。民進党にいたっては、5議席しか取れず、国政で二大政党の一翼を担っているとは到底思えない結果であった。確かに都議会選と国政選挙は異なる。とはいえ、都議会選挙の結果は衝撃的であったし、今後の国政選挙にも大きな影響を与えることになるだろう。

 では一体、どのくらいの議席を獲得できるのだろうか。若狭勝衆院議員が政治団体「日本ファーストの会」を立ち上げているが、これは小池新党を立ち上げるための政治団体という位置づけだ。つまりまだ小池新党が設立もされていない段階で、こうした予想をするのは難しい。ここではどのくらいのインパクトになり得るのかを考えてみたい。

 バブル経済が崩壊した1990年以降の日本は閉塞感があり、この閉塞感を打ち破る「新たななるもの」を求め続けてきたと言える。1993年に長い自民党政権時代に終止符が打たれ、日本新党や新政党、公明党などを中心に非自民政権が誕生した。細川内閣、羽田内閣が生まれ、新たな日本の政治の誕生かと思われたが、あっという間に自社さ連立政権にとって替わられ、その後はまた自民党政権に戻った。「自民党をぶっ壊す」とまで言った小泉純一郎首相は新たな自民党政治を作ると期待され、長期政権を築いた。その後、また閉塞感に包まれ、ついに2009年に民主党政権が誕生した。「新たなるもの」を求めていた国民は熱狂的に民主党を支持したが、その熱狂は僅かな期間で冷め切ってしまった。「新たなるもの」に裏切られた国民は再度、自民党政権に安定を求め、現在の安倍内閣がある。安倍内閣は長期間にわたって高支持率を誇り、日本の政治は落ち着きを取り戻したように思えたが、ここにきて、油断もあったのか安倍内閣の閣僚などから失言や不祥事が多発し、国民はまた「新たなるもの」を求めるようになっている。

 この閉塞状況に登場したのが小池百合子都知事であり、国民の期待は大きい。それがそのままストレートに出たのが先の都議会選挙だ。予想以上の大勝となった。

 最近の選挙においては「浮動票」の動向がますます重要になっている。メディアが作り上げるイメージが決定的な力を持っている。個々の候補者の力量や実績は2の次、3の次といった状態だ。現在のところ、小池都知事も都民ファーストの会も、時間が少なく、マイナスとなる材料は少ない。それよりも、期待感の方が強く、好イメージは保たれたままだ。これから東京オリンピックも近づき、プラスのニュースも多くなると考えられる。豊洲市場移転も決まり、大きなマイナスとなる事態はないだろう。つまり今後の国政選挙でも、小池新党は非常に多くの票を集める可能性が高いのだ。

 先の都議会選挙で注目されるのは、公明党との連携、連合との協力であった。細川・羽田内閣の時代には、公明党も参画し、連合も支持するというよく似た構図があった。非自民・非共産の連合政党政権であった。ちなみに首相を務めた細川護煕氏も羽田孜氏も保守系政治家だ。小池百合子氏も最近まで自民党籍を持つ保守系政治家だ。

 これからの国政選挙で、公明党や連合がどのように動くかが決定的に重要になる。公明党は新進党の崩壊の後、自民党と連立政権を作る道を選んできた。自民党タカ派の軍事戦略には違和感を感じながらも20年近くもの間、自公連立を守ってきた。連合は、非自民・非共産リベラルを掲げる民主党を支援する体制を貫いてきた。

 最近、安倍政権の憲法改正の動きなどに公明党は戸惑いをみせている。支持母体の創価学会は「平和主義」を掲げる宗教団体だ。自民党タカ派の軍事戦略とは一線を画すべきだという学会会員の声もある。また連合は、民進党が共産党との連携を強めることに不満を高めている。とはいえ、公明党も連合もこれまでは二大政党化が進む中では他の選択肢はなかった。公明党は自民党との連立を守るしかなかったし、連合は民進党の支持母体となるしか選ぶ道はなかったのだ。

 しかしそこに登場したのが小池都知事だ。都議会選挙は、公明党にとっても連合にとっても小池知事・小池新党との相性を見極めるテスト選挙でもあった。そしてそのテストは二重丸の合格点をつけるものであった。さすがにこれまでの歴史を一気に変えることはできないだろうが、すでに次の衆議院選挙から、公明党も連合も二股をかける戦略に移る可能性がある。都議会選挙では連合は、臨機応変に民進党候補者だけでなく、都民ファーストの会の候補者も支援した。こうした状態になれば、選挙結果は大きく変わるだろう。

 小池政経塾「希望の塾」の存在も大きい。3000名くらいの受講者がおり、その中の多くが政治家を目指している。すぐに解散総選挙となっても、候補者擁立は可能だ。都議会選での大勝の結果があるので、民進党からの離脱者もかなり入ってくるだろう。私は小池新党は自民党と競るくらいの議席を獲得する可能性があると予想している。参議院で議席がほとんどないので、政権を担うにはまだ時間がかかるとしても、衆議院選、2年後の参議院選を経ると、その後の衆議院選は政権を争う選挙となる可能性がある。東京オリンピックを終えた後の衆議院選挙だ。当然ながらオリンピック前後には、小池都知事のメディア露出が大きいだろうから、小池新党は有利な状態での選挙となる。

 安倍内閣誕生から日本の政治は安定し、落ち着きを取り戻した。しかし、油断とそれから出た多少の傲慢さが状況を大きく変えつつある。昨年の都知事選の候補者擁立の混乱、総選挙の時期の読み間違い、閣僚などの失言・不祥事の連発などで一気に追い詰められつつある。この2~3年で日本の政局は大変動を起こす可能性が浮上してきた。日本で最初の女性首相は小池百合子氏になるかもしれない。





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