<参院選>甘利氏お膝元に冷たい風 衆院13区「金銭授受問題」厳しい声次々 – 東京新聞

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甘利氏の追及や野党共闘に向けて気勢を上げる野党関係者ら

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 安倍政権の「顔」でもある甘利明・前経済再生担当相(66)のお膝元、衆院神奈川13区。甘利氏は現金授受問題で同相辞任後、あっせん利得処罰法違反容疑などで不起訴になり、政務復帰を表明したが、地元有権者や後援会関係者、保守系市議らからも批判の声は根強い。二十二日公示の参院選で甘利氏は審判を受けないが、野党共闘への口実を与えかねず、自民党関係者は逆風を懸念している。 (寺岡秀樹、加藤益丈)

 「甘利さんには国会で事の顛末(てんまつ)を説明してもらいたい」。参院選投票まで一カ月を切った十一日、13区の大和市で行われた市民集会の壇上で、野党の現職衆院議員が訴えると、会場は詰め掛けた有権者ら約百六十人の拍手で満たされた。

 甘利氏の辞職や自民党の政治責任を追及する署名活動を行うことも確認。ガンバロー三唱で、野党関係者と集会の主催者代表らが手を取り合って「野党共闘を実現し、安倍政権を倒すまで頑張ろう」と気勢を上げた。

 甘利事務所近くのスーパーに買い物に来ていた主婦(44)は「へ理屈をつけて違法でないと言い続けた舛添(要一東京都知事)さんと比べると、悪いイメージはない」。しかし、同じスーパーの前を歩いていた男性(65)は「政権担当能力を考えると自民党に入れるしかないが、録音テープなどの証拠がたくさんあって、なぜ政治活動に復帰したのか。結局、力や金のある人は罪をかぶらないということか」と憤る。

 13区の野党系市議は「明確な弁明を避けて有権者を愚弄(ぐろう)してきた。野党への追い風。反自民で団結していきたい」と力を込める。

 一方の与党側。13区の保守系市議は「不起訴にはなったが、道義的責任は果たしていない。参院選は直前に迫り、時すでに遅しだ。本来なら甘利氏の下で一致団結し、自民候補を支援していたはずだがそんな状況ではない」と危機感をあらわにする。

 甘利氏自身は六日に政務復帰を表明した際、「初挑戦の気持ちに帰って、できるだけまめに回っておわびしていきたい」と謙虚な姿勢を見せた。地元後援会関係者は「参院選への影響を最小限にとどめようとしたのも理由だろう。13区の自民党の得票数が下がる可能性はある」と懸念している。

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