9月17日参議院特別委員会の議事録公表「議場騒然、聴取不能」も法案可決を追加 – IRORIO(イロリオ) – 海外ニュース・国内ニュースで井戸端会議

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津田弥太郎参院議員 国会内で女性議員に暴行 コメントはまだありません



暴行事件で注目

9月17日に参議院で行われた特別委員会の議事録が公開された。

自民党の大沼瑞穂参議院議員が民主党の津田弥太郎参議院議員から暴行を受けたり、民主党の小西洋之参議院議員がダイブしたりと話題に事欠かなかった上、中継映像がインターネット上に多数アップされたため、委員会の様子を目にした人も多いだろう。

ただ安全保障関連法案は、与党案通りに可決したことになっているものの、詳しいやり取りまで把握できた人はいないはずだ。

冒頭から荒れ模様

映像でも分かるが、議事録を見ると会議の当初から荒れていた様子がつかめる。9時8分に開会し、冒頭は次の通り。

○委員長(鴻池祥肇君) 委員会を開会……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)委員会は開会しているんですよ、今……席へ……開いてなかったじゃない……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)だから、委員会開いているじゃない。(発言する者あり)(後略)

速記者の苦労が伺える内容だ。

9時28分に再開するも、即休憩、その後、9時45分に開会する。

鴻池委員長の不信任動議が出されたため、自民党の佐藤正久参議院議員が委員長代理を務めるのだが、そこでも「発言する者多し」「発言する者多く、議場騒然、聴取不能」が度々登場する。

可決部分を追加

9時53分に休憩に入り、午後1時に開会する。その後は与野党議員の発言があり、賛成少数で不信任動議は否決となる。以降は次の通り。

○理事(佐藤正久君) 起立少数と認めます。よって、本動議は賛成少数により否決されました。
鴻池委員長の復席を願います。
速記を止めてください。
〔速記中止〕
〔理事佐藤正久君退席、委員長着席〕
○委員長(鴻池祥肇君) ……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)
〔委員長退席〕
午後四時三十六分

つまり「発言する者多く、議場騒然、聴取不能」のため、速記者が把握できないままに委員会が終了している。

しかし議事録には次のように追加されている。

本日の本委員会における委員長(鴻池祥肇君)復席の後の議事経過は、次のとおりである。
速記を開始し、
○我が国及び国際社会の平和及び安全の確保に資するための自衛隊法等の一部を改正する法律案(閣法第七二号)
(中略)
○国際平和共同対処事態に際して我が国が実施する諸外国の軍隊等に対する協力支援活動等に関する法律案(閣法第七三号)
右両案の質疑を終局した後、いずれも可決すべきものと決定した。
なお、両案について附帯決議を行った。

追加の経緯は?

議事録を追加した経緯は東京新聞が詳しい。と言うか、執筆時点で報じているのは、東京新聞と共同通信(概要のみ)だけのようだ。

東京新聞の記事にある大まかな流れは次の通り。

9月17日:参議院特別委員会で法案が可決
9月18日:各議員に未定稿が示される。鴻池委員長の発言は「……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)」とのこと。
?月?日:追加部分を鴻池委員長が認定
10月8日:参院事務局担当者が民主党理事の福山哲郎参議院議員に議事録を示すも、福山議員は了承せず
10月11日:参議院ホームページで議事録が公開

東京新聞の記事では、福山議員の「与党議員らが先に委員長席を取り囲んで『聴取不能』にし、後から速記を開始して可決したと追加する。これでは議事録の信頼性が揺らぐ」とのコメントを掲載し、「採決に続き、議事録の内容まで与党側が決めたと、野党は反発している」と記している。

この委員会は、先の暴行事件を女性団体が訴えたことなどもあって、ややくすぶっている気配があるものの、再び大きく燃え広がるかは不明だ。

最大野党である民主党の追及が、どこか甘く感じるのは、暴行事件の手打ちがあったからだろうか。社民党や共産党などが騒いでも、肝心の民主党が動かないのでは、このままうやむやになりそうだ。

参議院「会議録情報」
「30日以内に参議院で行われた会議」から「我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会」を選択、委員会の終わりはスクロール半分程度のところ(後半部分は「横浜地方公聴会速記録」)。





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