みんなの広場:偉い人は偉ぶらないものだ=塾講師・小林俊彦・80 – 毎日 … – 毎日新聞

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 (札幌市北区)

 私が高校生の時、「東大病」という言葉が受験生の間で広まっていた。今でも、一部週刊誌に東大や京大などの合格発表の記事が載っている。私の出身高校は、進学校だ。東大合格者が出ることは、今でも母校では名誉なことのようだ。

 私は高校生の時、学力が及ばず、東大を受験することはかなわなかった。母方の叔父は、東大経済学部を卒業し、銀行員となり定年まで勤め上げた。私は、畏敬(いけい)の念を禁じ得なかったが、叔父自身は学歴をひけらかすことはなかった。

 私は、某国立大を卒業し、教員生活を終えた。大学在学中の学長は、のちにノーベル物理学賞を受賞された朝永振一郎先生だった。先生は、高名な学者であるにもかかわらず気さくな方で、学生寮の寮祭に来られて、独自のパフォーマンスを披露されていた。「真に偉大な人は、偉ぶらないのだな」と私はしみじみ思った。最近の高級官僚の不祥事を見るにつけ、学歴は人格や人間的魅力とは別なのだと思う。


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