農業融資契約めぐる不正=国内5州で捜査=連邦警察 – サンパウロ新聞

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 連邦警察は10月31日、ブラジル銀行を通じた農業融資で不正が行われていた疑いで、サンパウロ、ミナス・ジェライス、マット・グロッソ、エスピリト・サント、ゴイアスの国内5州で強制捜査を実行した。2012年から15年の期間に、農業融資の契約における不正によって公的資金が詐取されていた疑いが調べられている。ブラジル銀行の内部調査によれば、不正が行われた契約の総額は4400万レアルに達するとみられるという。国内メディアが同日付で伝えた。

 今回の捜査作戦は、昨年5月に実行された強制捜査で押収された農業融資契約の調査を受けて行われた。計149件、計5900万レアルの融資オペレーションが調査されている。同作戦の責任者であるビクトル・ウーゴ・アルベス署長によれば、このうち90%について、何らかの不正の疑いがあるという。

 31日の作戦では、融資を受けた個人や企業、ブラジル銀行の職員・元職員の関連住所や支店などで捜索押収令状が執行された。発行された計39件の令状のうち33件が執行され、逮捕者はいない。

 アルベス署長によれば捜査では、顧客と、地域部長と2人の監督を含むブラジル銀行の職員や元職員の関与により、農業融資の不正の際の賄賂支払いや公的資金詐取が行われていた疑いも調べられている。

 同署長によると、現時点で逮捕者はおらず、今も同銀行で業務を行っている捜査対象者もいるという。同署長は、「この犯罪を始めたのが銀行の職員なのか、あるいは顧客なのかは分からないが、農業クレジットの獲得における共謀の証拠が挙げられている。この犯罪組織は構造化されており、各自がそれぞれの役割を持っている」と述べている。

 これまでの捜査で明らかになった不正には、自身の不動産での農業活動資金を調達するための融資契約が第三者に賃貸された不動産に使用されていたケースや、架空の農業活動への融資のための賃貸契約書の偽造、これらの資金に見合う能力のない様々な農業関連企業に対する継続的な融資などが含まれている。

 連邦警察によると、捜査対象者達は、贈収賄、資金洗浄、文書偽造、犯罪組織形成のほか、金融機関の不正または軽率な管理、異なる目的への融資資金利用などの罪に問われる見通しだという。

 ブラジル銀行は広報を通じ、連邦警察の捜査に協力するとしている。

2017年11月2日付け

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