カンボジア首相に「適正」な総選挙、働きかけ 河野外相 – 朝日新聞

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 カンボジアを訪れている河野太郎外相は8日、同国のフン・セン首相を表敬訪問した。河野氏は会談で、今年7月にカンボジアで予定される総選挙について「国民の民意が適正に反映できる選挙であってほしい」と働きかけたことを明らかにした。これに対しフン・セン氏は、「国民の意思が反映される自由で公正な選挙にするつもりだ」と答えたという。

 カンボジアでは、前回総選挙で躍進した最大野党・救国党に対する締め付けが続き、昨年11月には最高裁が救国党の解党を決定。欧州連合(EU)や米国は「選挙の正当性が問われる」と批判し、選挙支援の停止を表明した。一方で日本は投票箱提供など8億円の資金協力を決めている。

 支援について河野氏は記者団に「選挙の信頼感を高めるため」と説明。「東南アジア諸国連合(ASEAN)各国は様々な民主主義の段階にある。後戻りすることなく、法の支配、基本的人権尊重、民主主義に向けて確実に前に進むことが大事だ」と述べた。

 今年は、1993年に国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)の支援によって、カンボジアで総選挙が行われてから25年の節目。河野外相はこの日、25年前に選挙監視の国連ボランティアとして活動中に武装集団に殺害された中田厚仁さん(当時25)と、国連平和維持活動(PKO)参加中に射殺された岡山県警の高田晴行警視(当時33)の慰霊碑があるプノンペンの寺院を訪ね、手を合わせた。中田さんは8日が命日だった。

 河野氏は、「カンボジアの和平と復興のために努力をし、亡くなった方がいる。努力を無にしないためにも日本とカンボジアの関係をさらに強化していく」と述べた。(プノンペン=鈴木暁子)

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