消極的な選択でもいい 中江有里さんに聞く – 東京新聞

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 選挙権年齢が十八歳以上に引き下げられてから初めての衆院選が二十二日、投開票されます。「投票なんて意味がない」「政治はよく分からない」。そう考える人もいるかもしれません。それでも投票には行くべきです。女優でテレビの情報番組のコメンテーターも務める中江有里さん(43)に話を聞きました。 (聞き手・藤川大樹)

 一票を入れたい政党や政治家がいない。私も同じ思いを抱えています。積極的に票を投じるというよりは、常に「マシな方を選ぶ」という消極的な選択です。

 特に今回の衆院選は、突然の解散や新党結成など政局が優先され、有権者は置いてけぼり。政治家は政策そっちのけで、まるで「イス取りゲーム」のように自分のイスを取ることだけに必死になっています。

 若い人たちにとって、次々とスキャンダルが報じられ、選挙の度に右往左往する政治家は、憧れの職業ではないのでしょう。政治を、どこか遠い世界のことのように感じる気持ちもわかります。

 ただ、政治は私たちの生活に直接つながっており、政治家は議会を通じて日本を変える力を持っています。私は「消極的な選択でも良い」「むしろそれが当たり前だ」という意識で投票所に足を運んでいます。

 投票するにあたっては、政党の代表者や党のイメージではなく、候補者個人を見る必要があります。自分の選挙区の候補者がどんなことを訴え、これから何をしようとしているのか。人柄や実績を、ホームページなどで確認し、少しでも納得できる候補者を選んでほしい、と思っています。

 選挙の主役は政治家ではなく、有権者。投票は義務ではなく、権利。そのことを、忘れないでください。

<なかえ・ゆり> 1973年大阪市生まれ。89年に芸能界デビューし、数多くのテレビドラマや映画に出演。脚本家、小説家、読書家としても知られ、長年、NHK−BS2「週刊ブックレビュー」の司会を務めた。

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