重責担う五輪の顔、小学生が投票へ マスコット候補3案 :日本経済新聞 – 日本経済新聞

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 東京五輪・パラリンピックの「顔」となるマスコットの候補が7日、公表された。厳しい基準をクリアした3案から、小学生が投票で選ぶ方法は五輪史上初。「大会への関心を高めて」「アピールに工夫を」。専門家からも期待と注文の声があがった。子供たちの関心も高まっている。

公式マスコットを選定する小学生投票の告知ポスター

 3案が公表された7日、小学生が通うデザイン教室「りねあ」(東京・文京)で“有権者”に意見を聞いた。

 小学3年の女児(9)は市松模様や桜をデザインした案を推す。「白と紺色、白とピンクの2色だけを使うシンプルさがいい」。この案は人気が高いようで、小学4年の女児(10)も1票。ただ「手に何か小道具を持たせた方がいいのでは」とのアドバイスも。

 小学4年の男児(9)は招き猫やキツネとこま犬をモデルにした案派。「和風でいい。しっぽのグラデーションでめらめらと燃えているのが表現されている」。勾玉(まがたま)を組み合わせたキツネとタヌキの案を挙げた小学1年の男児(6)は「手足が短くて愛嬌(あいきょう)がある」と高評価だった。

 3案は公募で集まった約2千件から選ばれた。選考の過程では、組織委や国際オリンピック委員会(IOC)の厳しいハードルをクリアしてきた。例えば「大会エンブレムは衣服や持ち物でなく、体の正面に入れなければならない」「東京や日本らしさを感じることができる」などだ。漫画雑誌の編集者やおもちゃメーカー担当者らの意見も聞いた。

 絞り込んだ3案を全国2万校の小学校の投票で選ぶ人気投票方式は、組織委のアイデアだ。IOCは当初、大規模な計画に「本当にやれるのか」と慎重だったという。

 「(投票は)関心をひき付けるきっかけになる。IOCも実験的な手法として認めたのではないか」。五輪の運営に詳しい早稲田大の原田宗彦教授は評価する。白紙撤回された旧エンブレムの選考過程が「不透明」と批判されたこともあった。

 2月末に採用する案が公表され、名前を決めたうえで7~8月に正式にデビュー。すぐに関連グッズなどが商品化され、忙しい毎日を送ることになる。本番までに最大限活躍してもらうにはどうすればいいのか。

 「五輪に関心がない人を引きつけるのがマスコットの役割」と話すのは「ひこにゃん」などゆるキャラブームの仕掛け人でもあるPR会社社長の殿村美樹さん。

 そのためにはまず、子供に興味を持ってもらうことが大切と考える。「子供がグッズなどを購入し、そこから親世代へと、世代を超えて大会が盛り上がるはず」

 デザイナーのハヤカワ五味さんも「ポケモンやキティちゃんといった海外でも知られる有名キャラクターとのコラボレーションなど、アピールを工夫する必要がある」とアドバイスする。

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