神戸鋼:子会社工場でJIS認証取り消し、規格外の製品出荷 – ブルームバーグ

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神戸製鋼所の検査データ改ざん問題を巡り、子会社の工場で日本工業規格(JIS)の認証が取り消されることになった。品質管理体制の不備に加えて、規格を満たしていない製品を出荷していたことが分かり、法令違反と認定された。

  認証が取り消されるのは、コベルコマテリアル銅管(KMCT)の秦野工場(神奈川県)で生産しているエアコンなどに使用される銅管。神戸鋼が26日、JISの認証機関である日本品質保証機構(JQA)から同日、取り消し通知を受けたと発表した。KMCTの2016年度の売上高は485億円。販売重量全体に占めるJISマークの表示製品は4割程度という。

  JISマーク表示制度では、国が登録した認証機関が品質管理体制の審査や製品試験を実施し、合格すればJISマークを表示することができる。工業製品の安全性などを担保するマークであり、企業によってはJISマーク製品を調達基準としている場合もある。取り消しを受けてもJISマークを付けずに同等の規格の製品を出荷することは可能。

  立花証券の入沢健アナリストは「今後も調査が進む中で、他にもJIS法違反と認定されるケースが出てくる可能性がある」と指摘。「どのくらいの規模のインパクトになるかは現時点では不透明」とした上で、JIS法違反により一部製品の顧客離れを招く懸念もあるとの見方を示した。

  世耕弘成経済産業相は24日の会見で、JISの認証機関に対して神戸鋼の他の工場や事業所全てにおいて再審査を検討するよう指示を出したと述べている。

  神戸鋼は20日、秦野工場で2016年9月から17年8月に出荷した製品計25トンについて、顧客と契約した強度などの検査データの内容を書き換えていたと発表。書き換え前のデータはJIS規格を満たしていたが、さらに厳しい社内規格を満たすために改ざんしていた。JQAの審査では規格を満たしていない製品があるとの指摘も受けていた。同工場ではすでにJISマークの表示とJISマークの付いた製品の出荷を自粛している。

  昨年6月には神戸鋼が約3割を出資する神鋼鋼線工業の子会社、神鋼鋼線ステンレスでも検査データ改ざんによるJIS法違反でばね用ステンレス鋼線の認証を取り消されている。

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