高利回り&長期保有向き NISA年内のお薦め銘柄 – 日本経済新聞

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日経マネー

 投資で得た利益が非課税になるNISA。優待目当ての投資でも、年間120万円の枠は十分に生かしたい。配当利回りが良く、長く持ち続けられそうな、NISAで狙い目の銘柄を桐谷さんに教えてもらった。

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 どうも、桐谷です。株式投資で年末までにやっておきたいのが、NISA(少額投資非課税制度)の投資枠の消化です。そこで今回は、NISAの年間投資上限額120万円の範囲で買うのにお薦めの銘柄をピックアップしました。

桐谷広人(きりたに・ひろと) 67歳。元プロ棋士(七段)。1984年の失恋を機に株式投資を始める。現在800以上の優待銘柄を持ち、その優待品で日々の生活をほぼ賄っている。癒やされる人柄も人気の理由

 「複数銘柄に分散しやすいよう、投資金額が20万円程度まで」「配当が良く非課税メリットを生かせる」というのを基本条件に、優待の長期継続保有特典や株価に割高感がないことなども考慮して9銘柄を選びました。どれもNISAでの長期保有に向いた銘柄で、全て100株ずつ買うと投資金額は120万円弱になります。

 タマホーム(東1・1419)は配当利回りが3%台半ばと高く、優待でQUOカードを選んだ場合の優待+配当利回りは5%近くになります。さらに3年以上継続保有だとQUOカードの相当額が倍増し、6%を超えます。NISAで保有するにはもってこいですね。ミューチュアル(JQ・2773)も株価に割安感があり、長期で持ちやすそうな銘柄です。優待は利用しやすいカタログギフトで、配当もまあまあです。

 バロックジャパンリミテッド(東1・3548)は、2016年11月に上場した後は株価が右下がりで、現在は公募価格を大きく下回っています。私はこういう優待株を安値で拾うのが好きなんですよ。優待+配当利回りが約8%と高く、NISAで仕込むなら今が狙い目でしょう。これら3銘柄は10万円未満の投資で優待権利を取れるので、特に気軽に買えます。

 今回、NISAに向いた銘柄を改めて調べていて、良さそうだなと思ったのがユニリタ(JQ・3800)。優待でJCBギフトカードがもらえます。優待+配当利回りは4%弱ですが、全般的に株価が高くなっている現状と、金券の使い勝手の良さを考えれば合格ラインといっていいでしょう。

注:2017年9月5日時点。同内容の優待が年2回ある場合、1回分の内容を表記。エー・ディー・ワークスは「ADW株主クラブ」への入会(100株以上株主が対象)が 条件。会員向けには企業情報配信サービスがある

■値下がり銘柄にも注目

 明光ネットワークジャパン(東1・4668)は最近、業績の悪化予想をきっかけに結構値下がりしているので買いのチャンス。株主還元に前向きで配当利回りが良く、3年以上継続保有でQUOカード優待の相当額が増えます。

 同じく業績不振で株価を下げている平和(東1・6412)も、優待+配当利回りが10%程度まで高まっており投資候補。減配リスクはありますが、それでもゴルフのプレー優待券の利回りだけで6%以上あるので十分な水準です。優待券は400株まで100株ごとに2枚もらえるので、値下がりしたら100株ずつナンピン買いする手もあります。

 配当利回りの高さと割安感で注目しているのは日産自動車(東1・7201)。私は以前から株主で、最近少し買い増しました。無資格検査の問題が取り沙汰されていますが、減配につながるほどの影響はないと思っています。新車の購入者を紹介するとギフトカードがもらえる優待があるので、友人・知人に「日産車を買うならひと声掛けて」と言っておきましょう。

 銀座山形屋(JQ・8215)の優待でもらえる買い物券と割引券は併用できるのがいい点。例えば6900円のオーダーシャツを20%引きにして5000円分の買い物券を使えば、520円の追加支払いでシャツが作れます。株高で儲かった人がスーツやシャツをオーダーして、同社の業績が今後上向くのではと期待しています。

 日本郵政(東1・6178)は優待がない銘柄ですが、配当をもらいつつNISAでじっくり持っておくと、そのうち優待が新設されるかもしれません。公募価格割れが長期化するようなら、株価のテコ入れが必要になりますからね。

 私が17年のNISAの投資枠で実際に買ったのはまだ2銘柄。フリュー(東1・6238)とGMB(東1・7214)だけです。講演や取材などの仕事が忙しく、ゆっくり選んでいる時間がなかったんですよ。でも、年末までには残りの枠を何とか使いたいですね。

 基本的には、有利な配当や優待をもらい続けられる堅実そうな銘柄をNISAで買っています。今回見つけたユニリタは新たな買い候補。日本郵政を買い増すのもいいかなと思っています。

■12月の権利確定銘柄

 では最後に、株主優待ブログ「毎日優待三昧」が人気の個人投資家rika氏が厳選した「2017年12月に入手できるお得銘柄」を紹介しよう。2017年12月中に割当基準日を迎える銘柄だ(なお、2017年12月末が割当基準日の場合、優待を得るための最終売買日は、12月26日になる)。銘柄選択の際の参考にしてほしい。

注:データは2017年9月5日時点。同内容の優待が年2回ある場合、1回分の内容を表記。利回りの――は算出不能を示す

(日経マネー 小谷真幸)

[日経マネー2018年1月号の記事を再構成]

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