事業停止した平成工業グループ、前監査役には前田下関市長の名(中) – NET-IB NEWS

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グループ企業の現状

対照表業績
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 「そんなもん、粉飾決算よ。グループ内でお金を回していた。A社が借り入れてB社に渡す、というようなことは日常的に行われていた。グループ内で受発注するようなことをして、外から見ると売上高が増すような仕掛けをしていた。実態は外から見るとわからなかっただろうけど、なかではひどい状態だったんよ」。
 同社の内情をよく知る人物がそう語る。平成工業の特徴に、グループ会社が多数存在していることを挙げることができる。先述したロングライフペイント、大栄商事のほか、(株)創建工業、(株)ネクサス、(株)ソウシンがサスケホールディングスの傘下企業となっており、その多くが奥平氏の友人が代表を務めていた。このグループ内で架空の取引を行うなどしていたという指摘だ。
 ここで、サスケホールディングスを構成していた企業の概要に触れる。

サスケホールディングス(株)
 グループの持ち株会社。統括的な機能を担う。本社は平成工業と同じ。代表は奥平氏が務める。事業停止。

平成工業(株)
 足場工事を手がける。代表は奥平氏。グループの中核企業。事業停止。

(株)大栄商事
 太陽光発電パネルの架台を輸入するなど、商社としての機能をもつ。代表は奥平氏。当初、福岡市東区に本社を構えていたが、下関市の平成工業本社と同じ住所に移転。事業停止。

(株)ネクサス
 足場工事を担当。本社は下関市だが、平成工業本社とは別の場所に開設されている。代表は槇大介氏。奥平氏とは友人関係にあったといわれる。昨年、サスケグループから株式を引き取って独立。現在も事業は継続されており、平成工業とは無関係というスタンスをとる。取材に対してはノーコメント。

(株)創建工業
 塗装工事などを手がける。本社は福岡市東区にあったが、現在は創建として下関市で営業。代表は吉野創太郎氏で、槇氏と同じく、奥平氏とは友人関係にあったといわれる。ネクサスと同じく、株式を引き取って独立しているため、平成工業とは無関係としている。取材に対してはノーコメント。後述のソウシン以外の業者への支払い遅延が確認されている。

(株)ソウシン
 足場工事などを手がける。本社は福岡市東区で代表は坂田直幸氏。坂田氏と奥平氏との友人関係は認められなかった。現在、サスケホールディングスから株式譲渡を受け、独立し、営業を続けている。取材に対し、ロングライフペイントや創建工業から支払い遅延されており困っている、と回答。

(株)ロングライフペイント
 戸建ての塗装工事などの営業を担当。本社は福岡市博多区。代表は今年1月に就任した馬場隆乃亮氏。詳細は後述。

 これらがサスケグループを構成する企業だ。事業停止しているのは、サスケホールディングス、平成工業、大栄商事、ロングライフペイントの4社。事業継続しているのはネクサス、創建工業(創建)、ソウシンの3社。サスケホールディングスから株式の譲渡を受けて、それぞれの企業が独立して事業継続中だ。そのうちの1社、ロングライフペイントでは今、悲嘆にくれる従業員たちが行動を起こそうとしている。

(つづく)
【柳 茂嘉】

<COMPANY INFORMATION>
代 表:奥平 陸
所在地:山口県下関市長府才川2-1-26
設 立:2011年1月
業 種:足場仮設工事
資本金:4,000万円

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