明治16年創業、グルメ漫画「美味しんぼ」でも話題になった高級醤油メーカー、きぢ醤油(広島県呉市)が事業停止、破産申請へ(帝国データバンク)

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 きぢ醤油(株)(TDB企業コード600416081、資本金130万円、広島県呉市仁方本町1-2-51、代表今井明正氏、従業員2名)は、2月8日までに事業を停止し、事後処理を朝本孝一弁護士(広島県広島市中区上八丁堀3-6、朝本法律事務所、電話082-502-7280)に一任、自己破産申請の準備に入った。

 当社は、1883年(明治16年)創業、1952年(昭和27年)9月に法人改組された老舗の醤油メーカー。木桶を使った昔ながらの設備と独自製法の「弐段仕込醸法」で製造された「純正醤油」など高級醤油を主力に、広島産のカキ殻を使用した「かき三昧」、ポン酢、めんつゆなど幅広い商品を製造していた。広島県の「ものづくり オンリーワン・ナンバーワン企業」に選出されたほか、グルメ漫画「美味しんぼ」でも当社の醤油が紹介されるなど高級品としての知名度は高く、百貨店や食品専門商社、地元スーパーストアなどに販路を構築し、2000年8月期には年売上高約1億4200万円を計上していた。

 しかし、近年は長引く消費の低迷や醤油の需要縮小などで主力商品をはじめ販売が振るわず、2017年8月期の年売上高は約5800万円にまでダウン、連続で赤字を計上して財務内容は債務超過に陥っていた。この間、広島レモンを使用した醤油など新商品を投入する一方で、原料である大豆の仕入れルートを変更したり、役員報酬などの人件費を削減したりして収益改善に努める一方で、事業譲渡も検討していたが奏功せず、ここにきて事業の継続を断念した。

 負債は、2017年8月期末時点で約1億4200万円。

 ※商号の「醤」は、正しくは異体字です。

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