FB「行動履歴の消去」導入発表 個人情報、外部企業へ流出防ぐ – 東京新聞

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 個人情報の流出問題に揺れる米交流サイト大手フェイスブック(FB)のザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は1日、利用者が自らの行動履歴(ヒストリー)を消去(クリア)することができる「クリアヒストリー」の機能を開発すると発表しました。この機能があれば、個人情報の流出を防ぐことができるのでしょうか。 (吉田通夫)

 Q クリアヒストリーとはどんな機能ですか。

 A インターネット上のサイトで「FBの情報を利用してログインしますか」と尋ねられることがあります。FBは利用者がこうしてサイトにログインしたり、外部サイトに設置されたFBの「いいね!」を押すと、それを利用者データとして蓄積します。利用者がFBにログインしていなくても、どんなサイトを訪れたのかといった情報も水面下で集めています。

 このようにFBが集めた行動履歴を利用者が一覧できるようにし、消去できるようにするのがクリアヒストリーの機能です。過去だけでなく、FBが今後の行動データを集めることも止められるようになり、少なくとも行動の記録が外部の企業に漏れるのを防ぐことができるようになります。FBはこの機能を数カ月後に導入する予定です。

 Q なぜFBはこれまでそのようなデータを集めてきたのですか。

 A 利用者ごとに、嗜好(しこう)に合った広告を表示するためです。ネット通販のサイトでシャツを買おうとした後にFBを眺めていたらシャツの広告が表示される、といった具合です。効果的に広告を表示できるのでFBはさまざまな企業から広告費を集められます。

 Q なぜそうしたデータを消去する機能が必要になったのですか。

 A FBの利用者は世界に約二十億人いますが、このうち八千七百万人のデータが流出した問題が明らかになったからです。個人情報の扱いに対する批判が高まり、株価も下落。対策を迫られました。

 Q これで利用者の信頼は回復しますか。

 A FBはプライバシー対策の新機能と同時に、独身の利用者を結び付ける「出会い機能」などの新サービスも公表しました。この機能の利用者は、新たに個人情報を入力しなければなりません。個人情報の扱いが問題になっているタイミングでの発表には批判もあります。信頼回復は道半ばといったところです。

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