韓国電力が優先交渉権 東芝の英原発子会社買収へ :日本経済新聞 – 日本経済新聞

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東芝 米原子力子会社ウエスチングハウス(WH)破産法申請 コメントはまだありません

 【ソウル=山田健一】東芝の英原子力発電事業子会社、ニュージェネレーション(ニュージェン)の買収を検討している韓国電力公社は6日、東芝からニュージェン株取得に関する優先交渉先に選ばれたと発表した。今後数カ月間、東芝と独占的に交渉できるという。韓国電力は英政府の承認を前提に、東芝と早ければ2018年前半の合意を目指す。

東芝は、米ウエスチングハウスが米中両国で建設中の原発「AP1000」を英国にも建設する計画だった(写真は中国浙江省)

 ニュージェンは英国北西部で原発の新設計画を進めており、現在は東芝が全株を保有している。韓国電力はニュージェン買収を通じて、新設される原発を韓国企業に発注させる狙いがある。韓国電力を中心とする韓国企業グループは、アラブ首長国連邦(UAE)で建設中の原発以外に海外案件が無く、英国を2件目にしたい考え。

 韓国電力は3月、趙煥益(チョ・ファンイク)社長がニュージェン買収に意欲を示した後、東芝に買収を提案していた。中国の広核集団(CGN)も買収に前向きとされていたが、韓国電力は発表で「CGNと競合の末、東芝から優先交渉の相手に選定された」と説明した。

 ニュージェンは東芝が2014年にスペイン電力大手などから約170億円で買収した。東芝は当初、米ウエスチングハウス(WH)が設計した原子炉を、ニュージェンが英国で新設する原発に納入して事業を拡大する戦略だった。

 脱原発の流れが強まる欧州大陸とは異なり、英国政府は積極的に原発事業を推進しており、ニュージェンは英国で原発の新設計画を進めている。しかし、17年3月にWHが米連邦破産法11条の適用を申請。東芝は海外原子力事業から撤退する方針を表明した。

 東芝は共同出資パートナーだった仏電力大手エンジーから株式を買い取り、7月にニュージェンを完全子会社化して売却準備を開始。韓国電力公社グループとCGNと売却交渉を進めていた。

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