生産性向上へAIに商機 安川電機・小笠原浩社長 – 佐賀新聞

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 インタビューに答える安川電機の小笠原浩社長

 インタビューに答える安川電機の小笠原浩社長

 産業用ロボット大手の安川電機の小笠原浩社長は、企業間競争の激化で生産性の向上が課題となる中、「人工知能(AI)の活用で顧客企業の生産性を向上したい」と自社の得意分野に商機があると意気込む。目標に掲げるロボットなどの分野でのシェア世界一に向け、主力工場の一つがある中国市場に活路を見いだしたい考えも示した。

 小笠原氏は共同通信のインタビューに「顧客の生産性を阻害する一番の原因は、生産ラインが故障などで止まることだ」と強調。AIの解析による故障の予知や、機械の寿命を予測できるような付加価値を提供することで、顧客獲得や、取引拡大につなげたいとした。

 政府も日本企業の競争力強化に向け、あらゆる機器をネットワークでつなぐ「モノのインターネット(IoT)」の推進を促す。ロボットをはじめとする機械や設備の稼働データの分析が生産性向上の鍵を握るとみられ「どう動かしたら生産性が上がるのか、データの解析で分かる」と解決策の提供に自信を示した。

 2025年ごろに15年度実績の連結売上高4112億円から倍増する目標を掲げているが、小笠原氏は国内市場の先行きに関し「人口減などで不安を感じている」と懐疑的だ。一方、売上高の約3分の2を占める海外は有望で、特に中国は「市場の成長が続くだろう」と見ており、現地にロボットや制御機器の生産工場を相次いで増設中だ。

 国内では人材不足問題の広がりが顕著だ。小笠原氏は食品加工を例に挙げ「女性の社会進出に伴い総菜などの需要が高い。自動化の波が来ている。市場は大きい」と分析するほか、介護の現場でもロボットが活躍する余地が大きいとみて本格活用を視野に入れている。=おわり

 おがさわら・ひろし 九州工大卒。79年安川電機製作所(現安川電機)入社。技術開発本部長などを経て16年3月から現職。62歳。愛媛県出身。

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