日本農業新聞 – 「レモンの島」へ着々 10ヘクタール 大規模団地を造成 … – 日本農業新聞

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三井化学岩国大竹工場爆発事故 コメントはまだありません
 全国最大のレモン生産を誇る広島県の主産地、大崎上島町で、10ヘクタール規模の大規模団地の造成が進んでいる。平地でも栽培しやすいレモンの特徴を生かし、水田地帯を園地に整備して作業の負担を減らす。昨年は地元の農家が、就農希望者の育成を手掛ける会社を設立。増産要望が強いレモンの振興拠点を築くため、ハード・ソフト両面で環境を整える。

 造成が決まっているのは、大崎上島西部の入相地区(1ヘクタール)、島中央部の大崎東地区にある中野新開(7・4ヘクタール、野菜用の畑含む)・東原下(1ヘクタール)両工区。田や山林を整地し、農業用水パイプラインと排水機場を設置し、農道を整備する。

 工事は2020年度に完了予定。事業費は9億200万円程度の見込みで、国が55%、県が19・5%を負担。残りは町が受益者と協議し、大半を負担する。

 同県産レモンの15年の栽培面積は206ヘクタール。収穫量は6350トンと、全国の63%を占める。ただ輸入量(17年、5万800トン)と比べると、まだ圧倒的に少ない。

 同町産を取り扱うサッポロホールディングスは「皮ごと使うレモンサワーがブームで、皮もパン店や菓子店の人気が高い。広島産を売り込む巨大な市場がある」(グループR&D本部)と、増産に期待する。県は20年の栽培面積を300ヘクタール、生産量を1万トンに増やす目標を掲げる。地元のJA広島ゆたかも、苗木購入の助成や栽培指導で増産を後押しする。

 団地を拠点に就農希望者の受け皿をつくろうと17年2月、農家有志が(株)ルーチャードを設立した。造成を終えた東原下工区の30アールに植栽し、入相地区も3月中に植栽した。

 社名は、英語の根(ルート)と果樹園(オーチャード)をつないで付けた。取締役の中原幸太さん(39)は「大きな志と面白い発想を持った人材を育てる仕組みを作る。風を受けても倒れない丈夫な“根っこ”を地域に広げたい」と意気込む。

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