【個別銘柄】小野薬高い、チタン2社やコスモス薬急騰、ヤマダ電急落 – ブルームバーグ

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16日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  小野薬品工業(4528):前営業日比2%高の2800.5円。米ブリストル・マイヤーズスクイブは小野薬と共同開発している抗がん剤「オプジーボ」について、前治療歴のある非小細胞肺がん患者を対象に主に中国で実施した第3相試験で、全生存(OS)の主要評価項目で化学療法剤「ドセタキセル」との比較で統計的に有意な効果を示したと13日に発表。死亡リスクが32%低下した。

  チタン2社:大阪チタニウムテクノロジーズ(5726)が17%高の2328円、東邦チタニウム(5727)が11%高の1458円。13日の米国株式市場では航空機メーカーのボーイングが2.4%下落、航空機生産に必要なチタンの供給をロシアが停止するリスクなどが懸念された。米英仏の3カ国は13日、シリア国内の化学兵器関連施設をミサイル攻撃し、駐米ロシア大使は3カ国による攻撃を非難した。チタン生産の世界最大手はロシアのVSMPOーアビスマ。需給逼迫(ひっぱく)や代替需要を見込む買いが国内関連メーカーに入った。

  コスモス薬品(3349):7.8%高の2万2720円。2017年6月ー18年2月期の営業利益は前年同期比9.2%減の158億円と13日に発表した。野村証券では17年12月ー18年2月期では55億円と同証予想の49億円を上回り、既存店増収率も同4.4%増と同証下期予想の3%増のペースを上回ったことから、業績悪化懸念が後退したとし、18年5月期営業利益予想を198億円から208億円(会社計画200億円)、来期を205億円から217億円に増額した。

  ヤマダ電機(9831):9%安の597円。18年3月期営業利益は380億円になったようだと発表した。従来計画は746億円で、前の期比では29%増益が一転34%減益となる。新業態店舗への変更に向けた在庫入れ替えや仕入れの減少、在庫処分が粗利益に影響した。期末配当は1株18円から13円に減額した。SMBC日興証券は、下振れ自体は予想されていたが、想定を上回る大幅な下方修正でネガティブと指摘、同証予想は545億円だった。

  オリエンタルランド(4661):2.2%高の1万810円。千葉県舞浜地区で運営する東京ディズニーリゾートのテーマパークで事業拡張を検討していることを正式に表明した。同リゾートが35周年を迎えた15日に発表された加賀見俊夫会長兼CEOによる声明では、これまでとは別次元だと評価されるような、新しい体験価値の創造への準備が進んでいるとしている。

  日本ハム(2282):3.2%高の4645円。JPモルガン証券は投資判断を「中立」から「オーバーウエート」に引き上げた。株価はハム・ソーセージ業界のスモール・マス攻撃や海外事業の収益性悪化を織り込み、相当に調整したとした上で、現段階で織り込むべき業績面のさらなる悪材料は見当たらず、バリュエーションは割安とした。

  アスクル(2678):3%高の3445円。モルガン・スタンレーMUFG証券は投資判断「オーバーウエート」、目標株価4000円で調査を開始した。日用消費財(FMCG)のEC市場の活況が一層進むとみられる中、個人向け通販「LOHACO」のユニークさが注目を集め、差別化されたオペレーションを持つ同社が恩恵を受ける点が株価に反映されていないと分析。昨年2月の火災によるネガティブな影響が沈静化する来期は大幅増益に転換するとみる。

  良品計画(7453):4%高の3万7550円。SMBC日興証券は目標株価を3万4000円から3万8000円に上げた。国内事業の好調を踏まえ、19年2月期営業利益予想を499億円から会社計画と同じ500億円、来期を549億円から559億円に増額した。

  ドトール・日レスホールディングス(3087):4.9%安の2326円。18年2月期営業利益は前の期比1.7%減の103億円となり、従来計画の同4.8%増の110億円に届かなかった。主力のドトールコーヒーグループは増益だったが、「星乃珈琲店」など手掛ける日本レストランシステムグループが10%超の減益となった。19年2月期営業利益は前期比2.3%増の106億円を見込む。

  サイゼリヤ(7581):3%安の2511円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、18年8月期の営業利益予想を115億円から98億円(会社計画は前期比14%減の96億円)に減額、目標株価を3400円から2900円に下げた。国内サイゼリヤ事業の設備費などの販売・一般管理費負担が想定以上に重く、四半期での増益転換も来期に持ち越されると予測した。海外や国内新業態の出店加速なども現状では織り込みづらいとみている。

  TSIホールディングス(3608):9.4%高の874円。19年2月期営業利益計画は前期比48%増の32億円と13日に発表した。SMBC日興証券は売り上げ想定が現実的なことを挙げ、3月の月次販売が会社計画よりも高い伸びだったことから達成は売上高次第とした。TSIHDは決算と同時に自社株買いを発表。取得上限は発行済み株式数の1.99%、20億円。

  リンガーハット(8200):5.5%高の2591円。19年2月期の営業利益計画は前期比19%増の33億7000万円、既存店売上高は長崎ちゃんぽん「リンガーハット」で0.6%増、とんかつ「濱かつ」で2.3%増を見込む。新規出店はリンガーハットで60、濱かつで5を予定。18年2月期は原材料費高や人件費増加が重荷となり、前の期比14%減の28億2500万円だった。

  ブロンコビリー(3091):700円(20%)高の4275円ストップ高。1ー3月期(第1四半期)の営業利益は前年同期比41%増の7億7900万円だった。昨年9月に導入した平日限定ランチメニューの効果で客数が増加、2月からの「春のサラダバー」も顧客の支持を獲得し、既存店売上高は5.4%増えた。前期比20%増の29億3500万円という18年12月期計画に対する進捗(しんちょく)率は27%。

  ベクトル(6058):500円(20%)安の2026円ストップ安。19年2月期の営業利益計画は前期比26%増の38億円で、市場予想の43億9000万円を下回った。エース経済研究所の岸和夫アナリストは、市場の期待値が高く、計画がコンセンサスに届かなかったことから失望売りが出ていると話した。

  TOKYO BASE(3415):300円(20%)安の1185円ストップ安。18年2月期の営業利益は前の期比22%増の15億7400万円で、今期は29%増の20億2900万円と計画した。SMBC日興証券は、前期は第4四半期売り上げが前年同期比23%増と第3四半期の29%増からさらに鈍化したと指摘。出店拡大で経験ある店長不足などが全体的な売り上げ鈍化につながっている印象があり、マーチャンダイジング(MD)問題だけなら新シーズン入りで解決できるが、人材の影響が大きい場合、回復に時間を要する可能性があると懸念を示した。

  Gunosy(6047):500円(21%)安の1934円ストップ安。13日に発表した第3四半期(17年12月ー18年2月)営業利益は前四半期比13%減の4億4000万円だった。アドネットワークなどの好調で売上高は2%増えたが、増収に伴いアドネットワーク原価など変動費が増加した。前期比45%増の22億600万円を見込む18年5月期計画に対する9カ月進捗(しんちょく)率は62%で、会社側はややビハインド(遅れ)と指摘。

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