多焦点眼内レンズ、慣れず – asahi.com

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 70代女性。昨年夏に、白内障の手術で「多焦点眼内レンズ」を両目に入れました。視力はよくなりましたが、夜間に車の前照灯がまぶしく、信号もにじんだように見えます。主治医からは「慣れるしかない」と言われていますが、対処法はないでしょうか。(京都府・O)

 【答える人】 大内雅之(おおうち・まさゆき)さん 大内眼科院長=京都市南区


Question
どんな病気ですか。

Answer白内障は加齢などで目の水晶体というレンズが濁る病気です。濁りが増すと見えづらくなり、シリコーンやアクリルの人工レンズに入れ替える手術が必要になります。


Question
「多焦点眼内レンズ」とは。

Answer広く使われる保険診療の「単焦点眼内レンズ」は、遠くか近くの一方にしかピントを合わせられず、ピントが合わない方を見るときは、めがねが必要です。多焦点レンズは、遠近両方にピントが合わせられ、日常的にめがねに頼らず生活できます。ただ、保険対象外で、先進医療か自由診療になります。


Question
相談者はまぶしさや光のにじみを感じています。

Answer手術後は再び多くの光が目に入ります。特に紫や青色を強く感じることがありますが多くは次第に慣れます。一方、光のにじみは多焦点レンズの欠点です。暗がりでは瞳孔が大きくなる関係で、この傾向が強まります。単焦点レンズと比べ、色のコントラスト(濃淡)の感度もやや落ちます。手術を受けた9割強の人は満足していますが、網膜の状態や見え方を気にしやすい性格などで、こうした欠点を強く感じる人もいます。


Question
対処法は?

Answerどうしても気になるなら単焦点レンズに換えるしかありません。片目を換えるだけでも見え方が変わります。ただ、手術後に角膜の形や状態が変わり、見え方に影響したり、異物感が生じたりするリスクもあります。人工レンズは種類ごとに一長一短があり、医療者に希望をよく伝えて選ぶことが大切です。めがねが気にならない人や職業によっては、単焦点レンズが適していることもあります。

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