暴走テレビ局に相撲協会が抗議 – 東スポWeb

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貴乃花親方に封書を届けに訪れた鏡山親方

 大相撲の元横綱日馬富士(33)が幕内貴ノ岩(27=貴乃花)に暴行を加えた問題が発覚してから3週間。角界内の混乱は一向に収まらない。日本相撲協会は5日、貴ノ岩の師匠の貴乃花親方(45=元横綱)に電話連絡を試みたが“無視”された。代わりに、冬巡業を休場している貴ノ岩の診断書を提出することを書面で求めた。一方で協会は「お願い」と題する文書を報道機関に送付。一部メディアによる“誤報”を完全否定し、正確な報道を要請する異例の事態となった。

 冬巡業を休場中の貴ノ岩が、休場するために必要な病院の診断書を相撲協会へ提出していないことが問題視されていることは本紙でも報じた通り。この日、協会執行部で理事の鏡山親方(59=元関脇多賀竜)が提出を促すために東京・江東区の部屋を訪れたが、師匠の貴乃花親方は不在。診断書提出を要請する書面を部屋の郵便受けに投函して引き揚げた。

 鏡山親方は「(貴乃花親方に)電話をしたけど、つながらなかった。(協会とのやり取りは)何でも書面でと(貴乃花親方から)言われていたので」と説明。「巡業は始まっているし、そういうのに応えるのが“相撲道”じゃないの。もともと(貴乃花親方は)巡業部長で催促する立場。ルールだからね」と協会の決まり事を守らない姿勢に苦言を呈した。

 そうしたなか、相撲協会は報道機関に「お願い」と題する文書を送付。今回の元日馬富士の暴行問題について「ご迷惑、ご心配をおかけし、申し訳ございません」と謝罪した上で「各メディアで様々な報道がなされておりますが、明確な誤り等も散見されます」として“誤報”を流したメディアに対して抗議する姿勢を示した。協会側は具体的に、どのような報道が問題だというのか。

 文書では「特にここ数日、池口恵観氏本人や池口氏の伝聞、あるいは『確かな筋』といった情報源からの情報として、『貴乃花親方が八角理事長に対して(※貴ノ岩が日馬富士から暴行を受けたことを)、事前に連絡している』といった趣旨の報道がなされておりますが、これは、完全に事実とは異なることをご指摘させていただきます」と完全否定した。

 さらに「今回の日馬富士の暴行問題につきまして、貴乃花親方から事前に、理事長および協会執行部、事務方に対し、報告・連絡・相談した事実は一切ありません」と念を押した。文書にはメディア名こそ記されていないものの、一部民放テレビ局の情報番組などが抗議の対象と見られる。

 今回の問題発覚後、協会内からは民放局などの報道姿勢に不満が噴出していた。角界関係者は「普段は全く取材に来ないくせに、こういう時(不祥事)にだけ押しかけてくる。本当のことを何も知らないから内容もメチャクチャ。(すでに相撲界を離れた)旭鷲山とかの話を、まるで事実のように一方的に垂れ流している」と憤りをあらわにした。実際、元小結旭鷲山のダバー・バトバヤル氏(44)はモンゴルから緊急来日し、各局の番組をハシゴしたが、発言の内容には「?」が付くものも多かった。

 日馬富士の暴行問題が発覚してから3週間。相撲協会は今回の暴行問題に加えて、貴ノ岩の診断書未提出をめぐる動きやメディア対応などで混乱が続いている。もちろん、貴乃花親方一人も御することができない協会の“指導力”に問題があるのも確かだが…。

 いつになったら角界は落ち着きを取り戻せるのか。いまだに先行きは見えないままだ。

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